講義の主な項目は以下のとおりです。
▷ フェイクとは
▷ フェイクニュースとフェイク動画
▷ 記録映像とフェイク
▷ フェイク映像が用いられる構造的要因
▷ フェイク映像の見分け方
講義では、まず、貴重な歴史の映像資料にみえる映像が、実は、生成AI“SORA”が生成したフェイク動画であることを紹介しました。
そして、この動画が本物か偽物かを判別することは、歴史に関する知識があれば、いわゆるファクトチェックによって可能であることを述べました。また、最近では、フェイク動画の検証ツールがいくつか開発されていることも触れました。
その一方、必ずしもファクトチェックや検証ツールによらなくても、映像のリテラシー(識見)を身につけていれば、判断できる場合があることを示しました。
フェイク動画に対しては、画面内に映し出されているものの情報、すなわち「内容」からフェイクニュースと同様のファクトチェックをおこなうことができますが、「表現形式」つまり、アングル(画角)や画面外におけるカメラの配置、編集のされ方などから不自然な点を洗い出し、フェイクであろうと類推できる場合もあります。

